DIFFERENT LIGHT
シルヴァー・スクリーンの妖精
everywhere at once BEST ONE MY GIRL Josie And The Pussycats
USガールズポップバンド、バングルス1985年の2nd。大ヒットしたアルバムです。僕がこのアルバムも手にしたキッカケはビッグ・スターの#9「september gurls」をカバーしていたからです。これは彼女等らしいさわやかなカバーです。キッカケはそれなんですが、これ以上に感動的なカバー#がありました。それは#7「if she knew what she wants」。お陰でジュールズ・シアー(元reckless sleepers)という素晴らしい作曲家を知ることができました。この曲はマジで泣きの名曲ですよ。もちろんプリンスの楽曲提供でヒット#の#1「manic monday」も◎。彼女達は曲もノスタルジックだし歌い方もコーラス効いてとても古き良き時代を感じるので良いですね。他も途中でBCRの「satuday night」のメロディーが耳をかすめる#3「walking down your street」や軽快ポップ#の#4「walk like an egyptian」、これぞバングルスなポップ##8「let it go」、ミドル#の#12「not like you」等聴き所たくさんです。 伝説のパワーポップバンド、ナーヴスにいたピーター・ケイス率いるプリムソウルズの2nd(1983年)。このバンドも負けずとパワーポップの代名詞。(ちなみにナーヴスにはザ・ビートのポール・コリンズも在籍)。さらに名盤と名高い1stは持ってないけどコレも良質パワーポップアルバムです。まず個人的に聞き逃せない#が3曲。まず“これぞパワーポップ!”で大好きな#6「how long will it take?」の気持ちの良い疾走感に酔いしれます。次が彼等の代表曲にしてヒット#、今やパワポファンのアンセム#“これぞパワーポップ!”な#7「a million miles away」。バーズを思い起こさせる60sライクなギターワークに甘酸っぱさを加えて極上パワポに仕上げております。そして“え?パワーポップ?この曲の事ですよ!”な#10「i'll get lucky」。それほどキャッチーさは無いですが軽快さが抜群で一気に曲が駆け抜けます。この3曲は必聴#。さらにVo.が何よりも素晴らしくてど真ん中なパワーポップで最高なタイトル・トラック#11「everywhere do once」、縦ノリでパンキッシュさが光る#2「magic touch」(カヴァーするならコレがイイかも)を加えて5強ですね。。他も#1「shaky city」は踊れるロックンロール#。#3「oldest story in the world」はプリムソウルズ版「The House Of The Rising Sun(朝日のあたる家)」と言える哀愁ロック#も◎。#4「lie, beg, borrow and steal」はパワーポップバンドには珍しいリフ全開のブリティッシュ・ビート全開#。ライブではシンガロング出来そうだ。#8「my life ain't easy」も同系の前のめりなビート・ロック#で熱い。#9「inch by inch」のミドル#で聴けるピーターケイスの声は切なくて○。インスト#12「hodo」を聴くと80sのアルバムなのを少し思い出させる(正直「everywhere do once」で終わって欲しかった)。とにかくビート感溢れるパワーポップ・チューンが満載。数百円ぐらいで買えちゃうので是非ゲットして欲しいです。彼等は97年に復活してアルバムも出しました。映画『スピード』のサントラに「a million miles away」を再録してます。 バンド形式でのロックンロールを作り出した男、バディ・ホリーのベスト盤。近所の優しい兄ちゃん的風貌。トレードマークの黒ぶちメガネ。60年代のビートバンドへの影響は特大。ビートルズもそうですが特にホリーズやサーチャーズはまさに進化系ですね。オリジナリティあふれる曲群は最高。曲のクウォリティから言えばアーリーロックンロールの中でも1番。なんつったって彼等(クリケッツ含む)はギター2本/ベース1本/ドラムスのバンドですから。元々はビートルズの「words of love」(#12)のカバーから手にとったんですが最初はやっぱ古臭い50年代ロックなんてって思いはありました。あまり聴かずにいたんですが次にホリーズで大好きだった曲がバディ・ホリーのカバーと知り(#15「listen to me」)衝撃。リンダ・ロンシュタットの「It's so easy」(#8)でだめ押し。ストーンズの#3「not fade away」も○。パワーポップ/パンク勢にもリアル・キッズが「rave on」(#13)、ペイリー・ブラザーズが「down the line」(コレには未収録)とか。彼の影響はこれからも続くのです。エヴリデ〜イ♪ 映画『マイ・ガール』のサントラ。この映画は少女がちょっとだけ大人に成長する中で先生、親友、家族に対する甘く切ない・・・。まぁ見てもらうとします(笑)。やっぱり曲聴いて映画のシーン思い浮かばなければサントラじゃないですよね。コレはさらには60s/70sの名曲ぞろいです。誰もが知ってるテンプテーションズ「my girl」。この曲だけでベーダとトーマスのちゃりんこシーンが見えてくる。ことある事にベーダが口ずさむマン・フレッドマンの初期作「do wah diddy diddy」。それにトッドの「I saw the light」、ラスカルズ「good lovin'」、CCR「bad moon rising」など効果的に挿入歌として活躍。ラスカルズもそうですがソウルフルな#も多くて#3スライ&ザファミリーストーンやローラニーロの名曲カバーで#4「wedding bell blues」,#10などもイイですね。初期シカゴが好きなんですけど「satuday in the park」もあり、コレで知ったポップ#「more today than yesterday」(スパイラル・ステアケース)あり本当に楽しめますよ。ラストの#12「マイガールのテーマ」のインスト聴くと切なくなりますねぇ。 2001年公開の映画のサントラ。僕は見たことがないので内容は分かりませんが3人のガールロックバンドが成功してなんたら・・・アニメが原作?。で、これはFOWのアダムやジゴロ・アンツの面子、果てはジェイソン・フォークナーがプロデュースや楽曲提供で参加しているというのでゲット。内容は元気一杯のガールロック/ポップ#が揃ってます。#1「3 small words」から疾走感とノリが命って感じの曲です。中でも好きな曲が川を流れるようなメロディが○なパワーポップ#7「I wish you well」。ドナス系でシャウトがカッコイー#8「real wild child」。同じくドナス系#12「josie and the pussycats」の3曲。その他にも#3,5,6,9辺りも単純なロック#じゃなくてかわいらしさやコーラスが盛り込まれていてパワーポップ的。そこはさすがアダム&デヴィッド(ジゴロアンツ)。1番パワポな曲は#2。と思ったらアダムの唯一の楽曲提供でした。ジェイソン・フォークナーは#4のアコースティック#に参加。#10はビートルズでおなじみの「money(that's what i want)」のカバーです。あ、これサントラだっけ?